Databricks Asset Bundles が Workspace で利用可能になりました！
CLI不要で、Gitフォルダを使った共同作業・バージョン管理・デプロイが可能に
Summary
- ワークスペース内のDatabricks Asset Bundlesを使用すると、チームはワークスペースのUI内のGitフォルダーからプロジェクトを共同で構築、バージョン管理、デプロイすることができます。
- CLIを必要とせずに、構造化されたソース管理プロジェクトを操作できます。モジュラー開発、Gitの統合、マルチ環境デプロイをサポートします。
- アナリスト、データサイエンティスト、エンジニアが、明確なデプロイステップと組み込みのCI/CD対応性を持つ本番ワークフローに貢献できるようにします。
本日、Databricks Asset Bundles のパブリックプレビューを Workspace 上で提供開始したことを発表します。
これにより、データサイエンティスト、アナリスト、データ／AIエンジニアは、バージョン管理、テスト、CI/CD などのベストプラクティスを取り入れながら、Workspace 上でインタラクティブに作業できるようになります。
チームメンバーは、Workspace のUI上で Git フォルダを使って直接コラボレーションでき、CLIを使う必要はありません。
使い慣れたツールで、もっとスムーズに連携
信頼性の高いデータエンジニアリングのワークフローにおいては、構造の管理、バージョン管理、安全なデプロイが重要です。Databricks Asset Bundles を使えば、ジョブやパイプライン、ノートブック、設定をコードとして定義でき、異なる環境へのデプロイや CI/CD 連携がより簡単になります。
すでに世界中の何千ものデータエンジニアリングチームが、ワークフローの本番化やベストプラクティスの適用、Git を通じたコラボレーションに Asset Bundles を活用しています。
そして、最も多く寄せられたリクエストがこちらでした：
「CLI や VS Code を使わずに、Workspace だけでこれを使えませんか？」
本日、そのご要望にお応えします。
今回のアップデートでは、多くのチームがすでに使い慣れている Workspace、Git フォルダ、Asset Bundles を連携させました。
これにより、Databricks 内だけで Asset Bundle の開発とデプロイが完結できるようになります。Git フォルダを開いて、バンドルを定義し、ワンクリックでデプロイするだけ。
「デプロイ」ステップが明確に設けられているため、Workspace ユーザーによる操作でも、CI/CD 経由でも、意図的 に本番環境へ変更を反映することが可能です。
具体的には、次のことができるようになります：
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バンドルを含む Git リポジトリを Workspace にクローン
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テンプレートからバンドルを作成
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UI 上でジョブやパイプラインを定義
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ボタンクリックでデプロイを実行
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ビジュアルな管理画面でデプロイ状況を確認
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変更を Git にコミットして反映
これにより、Git フォルダ内での開発プロセスが一段と効率化されます。
開発から本番までの流れに明確な構造が生まれ、一般的なソフトウェア開発の手法に沿った運用が可能となり、より多くのユーザーにとって使いやすい環境になります。
即時フィードバック、同期は不要
Git フォルダで作業しているとき、ユーザーはコミット前の変更に対してもすばやく反復作業を行うことができます。バンドル内で定義された開発用のジョブやパイプライン、その他のリソースは、最新のファイルを自動的に参照するため、手動で同期する必要はありません。
この仕組みは、source_linked_deployment によって実現されています。これは開発モードではデフォルトで有効になっており、高速な反復とフィードバックを可能にします。
今後の展望
Databricks では、さらなる使いやすさを目指して継続的に改善を進めています。今後のアップデートでは、以下の機能が追加される予定です：
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既存のジョブやパイプラインをバンドルとして取り込む機能のサポート
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Lakeflow パイプライン開発との統合をさらに強化し、バンドルの記述体験を向上
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パラメータの扱いやデプロイ状況の可視化機能の改善
データパイプラインの構築、機械学習モデルのトレーニング、ダッシュボードの作成など、どのようなユースケースであっても、Git フォルダ内の Asset Bundle を活用すれば、Databricks Workspace 上でアイデアから本番展開までをチームで構造的に進めることができます。
はじめ方
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Workspace 上の Git フォルダに移動
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［作成］→［Asset Bundle］をクリック
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テンプレートを使ってプロジェクトのひな型を作成
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［デプロイ］をクリックして環境に変更を反映
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［デプロイメントパネル（🚀）］から、デプロイの確認・管理・ロールバックが可能
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または、以下のような既存のリポジトリをクローンして始めることもできます：
→ https://github.com/databricks/bundle-examples
※ ご利用にはプレビュー機能を有効にしておく必要があります（詳細は下記をご覧ください）
詳細はこちら：ドキュメンテーション。
