データブリックス、AI分野の優秀な人材獲得とグローバル展開の加速に向け 150億ドルの資金調達を発表

シリーズJで合計100億ドル、さらに追加デットファイナンスで52億 5,000万ドルの資金調達を完了

データとAIの企業であるDatabricks（本社：米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下「データブリックス」）は、シリーズJにおける資金調達が完了したことを、本日（米国時間1月22日）発表しました。カタールの政府系ファンドであるカタール投資庁（以下「QIA」）に加え、テマセク・ホールディングスや、マッコーリー・キャピタル傘下の事業体を含む新規投資家が参画した本資金調達ラウンドにおいて、当社の企業価値は620億ドルと評価されました。さらにMeta社も、新たな戦略的投資家として参画しています。データブリックスは、この資金を新たなAI製品、買収、また国際的な市場進出の拡大のために投資していく意向です。当資金は、現従業員および元従業員への流動性の提供や、関連する税金の納付にも充当する予定です。

データブリックスは、エクイティファイナンスを通じて著名投資家から100億ドルを調達したことに加え、JPモルガン・チェースの主導により、バークレイズ、シティ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーを始めとする大手金融機関やオルタナティブ資産運用会社との間で総額52億5,000万ドルのクレジットファシリティを締結しました。このクレジットファシリティには、25億ドルの未使用借入枠と27億5,000万ドルのタームローンが含まれています。

データブリックスの共同設立者兼CEOであるアリ・ゴディシは、次のように述べています。 「本資金調達ラウンドには、当社のビジョンと当社が市場へ与える影響力に期待を寄せる、新規および既存投資家や戦略的パートナーの皆様から、非常に大きな関心が寄せられました。これらのパートナーは、データブリックスの長期的な成功と、急速に成長している顧客基盤に注目しています。企業は生成AIの大きな可能性を認識し、自社データとAIインフラの近代化を進めています。企業がデータとAIが持つ可能性を最大化し、ビジネス目標を達成する上で、データ・インテリジェンスは極めて重要な要素です」

データブリックスの「データ・インテリジェンス・プラットフォーム」は、データとAIへのアクセスを民主化し、企業がアナリティクス、機械学習、AIエージェントアプリケーションのためにデータの力を活用することを容易にします。オープンなデータフォーマットとアーキテクチャ基準に基づいて構築された同プラットフォームは、コストとリスクの管理精度を高めます。お客様は同プラットフォームを、病気や癌の早期発見や治療、気候変動の新たな対策の特定、金融不正の検出、医薬品の迅速な開発、メンタルヘルス対策、地域間の金融格差の縮小などに活用しています。

QIAのモハメド・サイフ・アル・ソワイディCEOは、次のように述べています。
「今回の追加投資は、データブリックスのリーダーシップと戦略的位置付けに対する当社の強い信念を裏付けるものであり、同社への関与を深めていけることを嬉しく思います。QIAは、AIエコシステム全体への関与を拡大しており、データブリックスがAIインフラストラクチャのソフトウェア分野における主要なプラットフォームとなっていると確信しています」

データブリックスについて

データブリックスはデータとAIの会社です。Block、Comcast、Condé Nast、リヴィアン、シェル、そしてFortune 500の60%以上を含む世界中の10,000以上の組織が、データ、アナリティクスおよびAIを統合し民主化するデータブリックスのデータ・インテリジェンス・プラットフォームを利用しています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、世界中にオフィスを構えるデータブリックスは、レイクハウス、Apache Spark™、Delta Lake、MLflowのクリエイターによって創立されました。詳細については、ウェブサイト（日本語）をご確認ください。