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データブリックス、「サイバーセキュリティ向けデータインテリジェンス」を発表

September 30, 2025

データブリックス、「サイバーセキュリティ向けデータインテリジェンス」を発表

AI エージェントシステム向けの唯一の統合型プラットフォームで、AI 主導型の脅威に対するより正確かつリアルタイムな対応を実現

データとAIの企業であるDatabricks(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下「データブリックス」)は、新ソリューション「サイバーセキュリティ向けデータインテリジェンス」の提供を、本日(米国時間 9 月 30 日)開始しました。これにより企業は、現代的かつ AI 主導型の脅威に対してより正確に、より強固なガバナンスと高い柔軟性をもって防御できるようになります。本ソリューションは、企業の既存のセキュリティスタックとシームレスに統合し、あらゆるデータを一元化するとともにオープンなパートナーエコシステムを活用して、セキュリティ担当者が AI の力を最大限に活用できるようにします。これにより、リスクの早期検知、攻撃の全体像把握、脅威へのより迅速な対応が可能になります。この基盤をさらに強化するデータブリックスの「Agent Bricks」により、企業は自社データを正確に分析するだけでなく、セキュリティワークフローのあらゆる段階で、安全かつガバナンスが効いたアクションを実行できる AI アプリケーションや AI エージェントを構築できるようになります。

データ断片化による、セキュリティリスクの高いトレードオフ
サイバー攻撃は、攻撃者が AI 技術を採用するにつれ、ますます高度化・広範化しています。一方で、多くの企業は、汎用モデルと断片化されたデータが原因で AI を効果的に活用できず、対応の遅れや可視性が限定されることにより、全体的なリスクの高まりに直面しています。サイバーセキュリティ向けデータインテリジェンスは、データブリックスのレイクハウスアーキテクチャを基盤に、企業に関する広範な可視性と豊富なコンテキスト情報を備えたリアルタイムのインテリジェンスをお客様に提供し、これらの課題を解決します。これにより、セキュリティ担当者は隠れた脅威を検知し、ますます巧妙化する攻撃に対して迅速・効果的に対応できるようになります。

サイバーセキュリティ向けデータインテリジェンスの主な特長は、以下の通りです。

  • Agent Bricks を活用し、AI エージェントによる大規模なセキュリティ対策を実現: Agent Bricks は、セキュリティ担当者が脅威対応に際し、より迅速・正確・精密な運用を実現する本番環境対応の AI エージェントを構築・展開することを可能にします。
  • 誰もが利用できる対話型セキュリティとインサイト: 直感的なダッシュボード、AIを活用した自然言語検索、リアルタイム分析により、セキュリティ専門家から非技術系のリーダーまで、誰もが新たな脅威に対応するための即時的なセキュリティインサイトを提供します。
  • セキュリティデータ基盤の統合: データブリックスの業界最先端のレイクハウスアーキテクチャは、あらゆるシステムにまたがる企業データを統合し、レガシーSIEM の制約やベンダーロックインから解放された、最も包括的な攻撃対象領域の可視化を実現します。

データブリックスのセキュリティ担当バイスプレジデント兼フィールド CISO であるオマール・カワジャは、次のように述べています。「データブリックスは、サイバーセキュリティ向けデータインテリジェンスの提供により、データと AI をあらゆる企業にとって最強の防御戦略へと変革させます。セキュリティ担当者は、現代的かつ AI 主導型の脅威に積極的に立ち向かう AI エージェントを構築するための、より正確でガバナンスが効いた、柔軟なアプローチを取れるようになりました」

サイバーセキュリティ担当部署を支援
以下のお客様は、既にサイバーセキュリティ向けデータインテリジェンスを活用して自社のセキュリティ運用を変革しており、検知速度・脅威調査・コスト削減における大幅な向上が報告されています。

  • Arctic Wolf: サイバーセキュリティ業界で最大級のデータプラットフォームのひとつを運用しており、毎週 8 兆 件を超えるセキュリティイベントを処理しています。また、現在および進化し続ける脅威からお客様を守るため、AI 主導型イノベーションを迅速に推進しています。
  • Barracuda Networks: 検知エンジニアリングを変革し、データブリックスを活用して日々の処理およびストレージコストを 75%削減し、脅威検知から 5 分未満でのリアルタイムアラート配信の実現を通じて、エンジニアがインフラ管理ではなく新たな脅威への対応に注力できる環境を構築しました。
  • Palo Alto Networks: 断片化されたセキュリティデータを統合し、AI を活用した脅威検知機能の処理速度を 3 倍に加速させました。その結果、運用コストを削減するとともに、グローバルなクラウドエコシステム全体でリアルタイムのセキュリティインサイトを実現しています。
  • SAP Enterprise Cloud Services: これまでになく迅速に脅威を処理し、エンジニアリング時間を80%削減、ルールの展開速度を 5 倍以上に向上させました。その結果、スピード・可視性・コスト削減の向上と、データに対する完全な制御を実現しています。

データブリックスのパートナーエコシステム
データブリックスは今回、Abnormal AI、Accenture Federal、ActiveFence、Alpha Level、Arctic Wolf、BigID、DataBahn、DataNimbus、Deloitte、Entrada、Obsidian Security、Panther、PointGuard AI、Rearc、SPLX、Theom、Varonis、ziggiz などの主要プロバイダーが提供するセキュリティ機能やデータサービスとの統合も導入しました。これにより、データブリックスの機能がさらに拡張され、お客様はサイバーセキュリティ防御戦略において、統合された、測定可能な成果を実現できます。

Deloitte の米国サイバーセキュリティリーダーであるアドナン・アムジャド氏は、次のように述べています。「先進的なデータインテリジェンスをサイバーセキュリティ戦略に統合することは、企業にとって極めて重要です。当社とデータブリックスとの提携により、企業は AI 主導のインサイトを最大限活用し、今日のデジタル環境の課題に対応するセキュリティ運用の変革を実現できるようになります。両社で共に、より安全で強靭な未来への道筋を切り拓いていきます」

詳細は、ブログ記事(英語)およびサイバーセキュリティのためのデータインテリジェンスのソリューションページeBook(英語)をご覧ください。

データブリックスについて
データブリックスはデータと AI の会社です。Block、Comcast、Condé Nast、リヴィアン、シェル、そして Fortune 500 の 60%以上を含む世界中の 20,000 以上の組織が、データ、アナリティクスおよび AI を統合し民主化するデータブリックスのデータ・インテリジェンス・プラットフォームを利用しています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、世界中にオフィスを構えるデータブリックスは、レイクハウス、Apache SparkTM、Delta Lake、MLflow、Unity Catalog のクリエイターによって創立されました。詳細については、ウェブサイト(日本語) をご確認ください。

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