
Databricks の Delta Sharing は、レイクハウスからのライブデータをセキュアに共有するためのオープンなソリューションです。あらゆるコンピューティングプラットフォームでの共有を可能にします。
主なメリット
プラットフォームを問わないオープンな共有
Delta Lake や Apache Parquet 形式の既存データを、あらゆるコンピューティングプラットフォームで容易に共有できます。
レプリケーション不要のライブデータ共有
他のシステムにレプリカの作成やコピーをしなくても、ライブデータを共有できます。
ガバナンスの一元化
共有データのガバナンス、監査、使用状況の追跡を 1 つのプラットフォームで一元管理できます。
データ製品のマーケットプレイス
データセット、ML モデル、ノートブックなどのデータ製品を構築・パッケージ化し、集約されたマーケットプレイスを介して提供できます。
プライバシー保護を考慮したデータクリーンルーム
データのプライバシーが保護されたホステッド環境が、主要なクラウド上での顧客やパートナーとのセキュアなコラボレーションを可能にします。

仕組み
Databricks プラットフォームとのネイティブな統合
Unity Catalog とのネイティブな統合により、組織間の共有データを一元管理、監視できます。データ資産をベンダーやパートナーとセキュアに共有して連携を強化すると同時に、セキュリティおよびコンプライアンスの要件を満たします。
容易な共有管理
プロバイダー、受信者、共有の作成と管理を、使いやすいUI、SQLコマンド、またはCLIとTerraformを完全にサポートするREST APIで行うことができます。
オープンなマーケットプレイスでのデータ製品の発見とアクセス
データセット、機械学習モデル、ダッシュボード、ノートブックをはじめとするデータ製品は、Databricks プラットフォームの利用を問わず、どこからでも容易に発見、評価、アクセスできます。
プライバシー保護を考慮したデータクリーンルーム
データのプライバシーが保護された環境で、顧客やパートナーと主要なクラウド上でコラボレーションできます。データレイクにあるデータのレプリカを作成しなくても、データをセキュアに共有できます。任意のクラウド上でコラボレーションが可能で、 SQL、R、Scala、Java、Python といったあらゆる言語で複雑な計算やワークロードを柔軟に実行できます。汎用的なユースケースでは、テンプレート、ノートブック、ダッシュボード機能がユーザーを支援し、知見の取得を加速させます。
ユースケース

Delta Sharing を使用して Data Mesh を構築し、関連会社を含めた組織内でセキュアにデータを共有する。

パートナーやサプライヤーとセキュアにデータを共有する(相手が Databricks ユーザーか否かは問わない)。

データセット、機械学習モデル、ダッシュボードなどのデータ製品を提供し、収益化する(顧客は Databricks ユーザーか否かは問わない)。
導入事例



