Databricks、バンクーバーに新開発センターをオープンします！

このたび、Databricks R&Dがバンクーバーに進出することを発表できるのを大変嬉しく思います。本日から、この美しい街の世界トップクラスのエンジニアの皆さんを、私たちの「データとAIの民主化」というミッションに招待します。

2016年、Sparkがデータの世界を席巻していた頃、私はMITのメールアドレスを通じてMateiにコンタクトを取りました。そのとき、彼が名門大学の教員職を離れ、「ちょっと変わった名前」のスタートアップにより多くの時間を費やそうとしていると知り、とても驚きました。その後、その会社が急速に成長し、現代のデータとAIのあり方を定義する数々の新技術やパラダイムを生み出す姿を、私は尊敬の念をもって見守ってきました。

だからこそ、数年前にDatajoyの買収を通じてDatabricksに加わることができたときは、本当にワクワクしました。その後は、Databricks SQLによるデータウェアハウジングの拡大、AI/BIを用いたビジネスインテリジェンス、Databricks Oneの推進など、数多くのエキサイティングな取り組みをリードする機会をいただきました。そして私は、Databricksが実際に体現している成功の秘訣──「卓越した人材を採用し、大胆な目標に挑戦できるよう力を与えること」──の素晴らしさを改めて強く実感しました。これは多くの企業が口では言っても、Databricksは本当に実行していることです。

こうした背景から、今回バンクーバー開発センターの立ち上げをリードできることに心から興奮しています。バンクーバーはアナリティクス発祥の地のひとつとしての伝統を持ち、豊富なデータとAIの人材プールがあります。私たちは、バンクーバーがDatabricksにおける戦略的な取り組みの重要な拠点になると考えています。まずは以下の取り組みをこの拠点からスタートします：

AI/BI
昨年夏のローンチ以来、AI/BIは急速に採用が進み、すでにデータウェアハウスのお客様の98.7%が利用しています。生成AI、セマンティックモデリング、データビジュアライゼーションが交差する新しいカテゴリを定義するユニークな機会です。リッチなダッシュボードや高度な可視化から、「データと会話できる」ソリューションまで、スタック全体にわたるエキサイティングな技術的チャレンジに取り組んでいます。

ペタバイト規模のリアルタイム分析
多くのお客様が、ペタバイト級のログをリアルタイムに分析するためにDatabricksを利用しています。これにより、ストリーミング取り込み、インデキシング、低レイテンシの検索・クエリといった新しい技術的課題が生じています。私たちのチームは次世代のオブザーバビリティ基盤を構築し、脅威検知、インシデント解決、オペレーション自動化をこれまで以上に迅速に実現します。

Unity Catalog Business Semantics
AIにとってコンテキストは極めて重要です。エンタープライズデータにおいては、そのコンテキストはガバナンスされ、モデル化されている必要があります。Unity Catalog Business Semanticsは、この根本的な課題に対するソリューションであり、「解約率はどれくらいか？」といった問いに、どのツールやAIを使っても一貫して正確に答えられるようにします。このチームは、大規模分散システム、データモデリング、ガバナンス、AI活用の交差点で活動しています。

Databricks Apps
Databricks Appsは、誰もがセキュアなデータとAIアプリケーションを構築・展開できるようにします。6月のData + AI SummitでGAしたばかりですが、すでに2,500社以上のお客様が利用し、20,000以上のアプリが作成されています。アプリ市場は日々進化しており、「バイブコーディング」によってアプリ開発の民主化が進んでいます。これは技術的に極めて複雑な領域であり、Appsチームは低レベルのプラットフォームコンポーネント（k8sやネットワーク）に触れ、アプリランタイムやプロキシといった基盤技術を担い、アプリ開発AIエージェントへの投資も積極的に進めています。

ローンチを記念して、8月21日（木）にバンクーバーで限定ネットワーキングイベントを開催します。参加者の皆さまには、Databricks共同創業者のReynold Xinをはじめ、私やバンクーバー拠点の創設メンバーと直接お会いいただける機会をご用意しています。ご参加をご希望の方は、こちらからご登録ください。（※定員に限りがあるため、お申し込みは個別に審査・確認させていただきます。）

イベントにご参加いただけない方も、キャリアサイトでバンクーバーの募集ポジションをご覧いただけます。今後数週間から数か月にかけて、さらに多くの募集を掲載予定ですので、ぜひチェックしてみてください。

ぜひ仲間に加わりましょう！

募集中の役職はこちらからご確認・ご応募ください。