データブリックス、データアナリスト向けにコーディング不要で 信頼性の高いパイプラインを構築できる「Lakeflow Designer」を発表

- ドラッグアンドドロップインターフェースを備え、本番環境に対応したパイプライン生成が可能 - 「Lakeflow」の一般提供も開始 - 

データとAIの企業であるDatabricks（本社：米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下「データブリックス」）は、新たにノーコードETL機能「Lakeflow Designer」のプレビュー版を本日発表しました。これにより、コーディングの知識のないユーザーでも、直観的に操作できるドラッグアンドドロップインターフェースと自然言語対応の生成AIアシスタントを使用して、本番環境に対応したデータパイプラインを構築できるようになります。Lakeflow Designerは、ビジネスに不可欠なデータを活用し信頼性の高いデータパイプラインを迅速に構築するためのデータエンジニア向け統合ソリューションである「Lakeflow」を基盤としています。Lakeflowは本日、一般提供を開始しました。

企業はこれまで、アナリストがノーコードツール・ローコードツールでパイプラインを作成できるようにする代わりにガバナンスやスケーラビリティ、信頼性を犠牲するか、技術的なデータエンジニアリングチームに本番環境に対応したパイプラインをコーディングしてもらうか、という大きなトレードオフに直面してきました。しかし、担当チームにかかる業務負担は大きく、未処理のタスクが山積みになってしまっていました。その結果、両方を組み合わせたアプローチを採用した多くの企業では、管理・維持が複雑な環境に陥ってしまっています。データ主導型企業が求めているのは、ガバナンス、スケーラビリティ、信頼性という点で、両方のアプローチの長所を兼ね備えたノーコードパイプラインであり、Lakeflow Designerはそれを実現しています。

データブリックスの共同設立者兼CEOであるアリ・ゴディシは、次のように述べています。 「企業はAIの取り組みを拡大するプレッシャーに直面しています。高品質なデータを適切な場所に迅速に提供することにより、インテリジェントなアプリケーションの開発が加速します。Lakeflow Designerによって、企業内のより多くの人が本番環境向けのパイプラインを作成できるようになり、それによってより迅速にアイデアを実現できるようになります」

Lakeflow Designer: ビジネスアナリスト向けのAIネイティブなドラッグアンドドロップ式データ前処理
新たなLakeflow Designerは、ビジネスアナリストが自然言語とドラッグアンドドロップUIを使用して、データエンジニアが構築したものと同等のスケーラビリティ、ガバナンス、メンテナンス性を備えたノーコードETLパイプラインを構築することを可能にします。Lakeflow、「Unity Catalog」、「Databricks Assistant」を基盤としたLakeflow Designerは、ノーコードツールとコードツールの間の壁を取り払います。これにより、コーディング知識のない人でも、データエンジニアにメンテナンスやガバナンスの負担を課すことなくビジネス課題を解決するために必要な迅速性と柔軟性を確保し、作業を進めることができます。

Lakeflow DesignerはノーコードETLの実装を可能に

その他のLakeflowの追加機能

• Lakeflowの一般提供が開始: 本日一般提供を開始したLakeflowは、データの取り込みから変換、オーケストレーションまでを一元化したデータエンジニアリングソリューションで提供します。特に、新たな「Lakeflow Declarative Pipelines」機能により、データエンジニアはインフラ管理なしでSQLまたはPythonでエンドツーエンドの本番環境対応したパイプラインを構築できます。
• データエンジニアリング用の新たなIDE（統合開発環境）: Lakeflowは、AIを活用したコーディング、デバッグ、検証を一元化されたUIで実現し、データパイプラインの開発を加速する、全く新しい開発体験を提供します。
• 新しい取り込みコネクタ: 「Lakeflow Connect」向けに、Google Analytics、ServiceNow、SQL Server、SharePoint、PostgreSQL、SFTP用の新しいポイントアンドクリック型取り込みコネクタが公開されました。これらは、既に利用可能なSalesforce PlatformとWorkday Reports用のコネクタに追加されます。
• Zerobusによる、Unity Catalogへの直接書き込み: Zerobusは、メッセージバスなどの追加インフラを管理する必要なく、レイクハウスに大量のイベントデータをほぼリアルタイムで書き込むことを可能にします。このシンプルでサーバーレスなインフラは、IoTイベント、クリックストリームデータ、テレメトリなど、イベント主導型のユースケースにおいてスケーラブルなパフォーマンスを提供します。

お客様の声
ロールス・ロイスのデータエンジニアであるChris Sharrattは、次のように述べています。 「新たなエディターであるLakeflow Designerは、コード、パイプライングラフ、結果、設定、トラブルシューティングといった全ての工程を一カ所に集約します。ブラウザタブを切り替える手間や文脈を失うことがなくなるため、開発作業がより集中的かつ効率的になり、各コード変更による影響を直接確認できます。1クリックで正しいエラー行にジャンプできるため、デバッグが高速化されます。コードからデータ、コードからテーブル、テーブルからコード、といった全てのプロセスが繋がっています。パイプライン間の切り替えが簡単で、自動構成されたユーティリティフォルダーなどの機能により複雑さが軽減されます。これはパイプライン開発の理想的な形です」

提供について
Lakeflowは、データブリックス年次イベント「Data + AI Summit」で、一般提供が発表されました。データエンジニアリング用の新しいIDEはパブリックプレビューに入り、新しい取り込みコネクタは複数の段階で順次提供されています。Zerobusはプライベートプレビューで公開される予定です。Lakeflow Designer は、まもなくプライベートプレビューを開始する予定です。

データブリックスについて
データブリックスはデータとAIの会社です。Block、Comcast、Condé Nast、リヴィアン、シェル、そしてFortune 500の60%以上を含む世界中の15,000以上の組織が、データ、アナリティクスおよびAIを統合し民主化するデータブリックスのデータ・インテリジェンス・プラットフォームを利用しています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、世界中にオフィスを構えるデータブリックスは、レイクハウス、Apache Spark™、Delta Lake、MLflow、Unity Catalogのクリエイターによって創立されました。詳細については、ウェブサイト（日本語） をご確認ください。

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データブリックス 広報代理 アシュトン・コンサルティング 

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