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データブリックス、シリーズK資金調達へ 評価額は1,000億ドル超に

August 19, 2025
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データとAIの企業であるDatabricks(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下「データブリックス」)は、シリーズK資金調達ラウンドに関するタームシート(基本合意書)に署名したことを、本日(米国時間8月19日)発表しました。本ラウンドは既存投資家の支援を受けて間もなく完了する見込みであり、当社の評価額は1,000億ドル超となることが見込まれています。

データブリックスは今回の調達資金を、AI戦略の加速に活用する方針です。具体的には、「Agent Bricks」の拡張、新たなデータベース製品である「Lakebase」への投資、グローバル成長の促進に充てる予定です。データブリックスは6月に開催した年次イベント「Data + AI Summit」で、企業の独自データを活用して高品質な本番環境向けAIエージェントを構築する「Agent Bricks」、オープンソースのPostgresを基盤に、AIエージェント向けに最適化された新タイプの運用データベース(OLTP)「Lakebase」を発表しています。今回の調達資金は、将来的なAI関連の買収やAI研究の推進にも活用される見込みです。

データブリックスの共同設立者兼CEOであるアリ・ゴディシは、次のように述べています。
「データブリックスのAI製品群が世界最大規模の企業やAIサービスを支えていることから、当社には投資家の皆様から大変強い関心をいただいています。あらゆる企業は、自社データを安全にAIアプリケーションやAIエージェントに活用し、収益成長の加速、業務効率の向上、リスクを抑えた賢明な意思決定を実現することができます。当社は、AIアプリとAIエージェントに対する前例のないグローバル需要の高まりから恩恵を受けており、企業が持つデータを重要な資産へと変えています。本資金調達ラウンドがすでに大幅な応募超過となっていること、そしてAIの未来に向けたビジョンを共有する戦略的かつ長期的な投資家とパートナーシップを築けることを、大変嬉しく思います」

今回の資金調達の背景には、データブリックスの力強い成長があります。当社は直近の2四半期で、Microsoft、Google Cloud、Anthropic、SAP、Palantirとのパートナーシップを、新たに締結または拡大しました。現在、世界中で1万5,000社以上のお客様が、データブリックスの「データ・インテリジェンス・プラットフォーム」を活用し、データやAIへのアクセスを民主化して、自社データの分析やAIアプリ、AIエージェントでの活用を容易にしています。オープンソースを基盤とする同プラットフォームは、収益拡大、コスト削減、リスク低減により、企業のイノベーション推進を支援します。

データブリックスについて

データブリックスはデータとAIの会社です。Block、Comcast、Condé Nast、リヴィアン、シェル、そしてFortune 500の60%以上を含む世界中の15,000以上の組織が、データ、アナリティクスおよびAIを統合し民主化するデータブリックスのデータ・インテリジェンス・プラットフォームを利用しています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、世界中にオフィスを構えるデータブリックスは、レイクハウス、Apache Spark™、Delta Lake、MLflow、Unity Catalogのクリエイターによって創立されました。詳細については、ウェブサイト(日本語)をご確認ください。

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